フロントスピーカーまわりの改善 その7
〜 16cm 2WAYセパレートスピーカーの購入と取付(バッフル製作)
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現在取り付けているスピーカーも含めオークションで売り、資金を調達しながら、ついに念願のMB QUART製の16cm 2WAYセパレートスピーカーを購入しましたo(*^▽^*)o~♪
MB QUART製では上から2番目のクラスのPREMIUMシリーズです。16cmなのでPCE216という型番になります。
定価は税込134,400円という法外!?な値段ですが、購入価格は34,800円です。おそらく最安値で購入したと思います(相場は4〜5万円)。定価なんてあってないようなものでしょうが、満足のいく買い物でした。(オークションで売却した資金+αで買うことができました^^)
現物が届いてから、さっそく中身をみてみます。やはり新品はいいですね!!
説明書や細かいネジ類やら付属品やら全部そろっています(当たり前ですが・・・)。久々の新品は気分が良いです(^^)
新しい16cmのミッドウーハーの裏側です。右の写真は13cmとの比較のツーショットです。コーン部の材質が違います。
(13cmは既に売却済みで現在は手元にありません)
これは新しい方の25mmのツイーターです。ツイーターマウントは3種類入っていました。端子も金メッキです。
このツイーターは6Ωみたいですね。よく分かりませんが付属のパッシブにつなぐので特に気にはしていませんが。。
古い方の20mmのツイーター(左)と新しい25mmのツイーター(右)とのツーショットです。若干ですが、ひとまわりサイズUPになります。
これはPREMIUMシリーズのパッシブネットワークです。ツーショットの写真を見てわかると思いますが、コイルが大きいです(右側)。
MB QUARTのREFERENCEシリーズからPREMIUMシリーズでツイーターが変わることから、クロスポイントも4kHz?から2.5KHzになっているみたいです。それだけツイーターの再生周波数帯域が広いってことでしょうか。
せっせと取り付けて音出ししてみたい気持ちでいっぱいですが、このスピーカーは買い換えるつもりが全くないので、はやる気持ちを抑えてできるだけ丁寧に取り付けていきたいと思います。
まずは13cm用に製作したバッフルの内側を削って16cm用として使ってみようと試みましたが、薄くなりすぎて頼りないのであきらめました。
この案は失敗です。。やはり手抜きできそうにありません。
しょうがないので、16cm用のバッフルを一から製作していきます。
FCのドアスピーカー取付部は、鉄板がなぜか凹型でへこんでいます。
よくカーオーディオ雑誌に紹介してある車は取付部が平たんか凸型でバッフルと鉄板との密着面積がかせげそうです。FCもなんとかバッフルと鉄板が密着する面積がかせげないか考えて、面倒ですが、ベースバッフルを2部品の構成とし、凹み部分とその周辺の両方をドアの鉄板に当てるような形状にすることにしました。
マスキングテープを貼って凹部の形状を書き写し、画用紙に貼り付けて型紙を切り出します。
今回は純正のネジ穴(3箇所)は使いません。
これが凹部の型紙です。
そして凹部のバッフルの上に多いかぶせるようにするベースとなるバッフルの形状をドアに書き込んで、それを元に同様に型紙を作ります。
MDFからその形状を切り出した後、小さい方をドア鉄板の凹み部分にあてて、大きい方をその周辺にあてるように、削っては合わせ、を繰り返してフィットさせました。
2次元の形状ならまだしも、今回は3次元の形状なので、フィットさせるための削り作業が大変でした。。
そしてこれらをくっつけます。
それからバッフルにドリルで穴をあけて、同じ位置のドア鉄板にも穴をあけます。
ボルトナットで仮どめしてみました。そして内張りの干渉する部分をカットします。
今までよりも支持部が多い(広い)ため、これならガッチリとスピーカーが固定できそうです。
次は、このベースバッフルに取り付けるリングバッフルを作ります。15mm厚のMDFから6個のリングを切り出して、とりあえず2個をくっつけます。
そして、スラントをもたせるために斜め加工します。前回は間に当て木を入れて傾けた状態でパテを埋めましたが、パテ代もバカにならないので、今回は削り作業で斜め加工することにしました。
まずはディスクグラインダーにペーパータイプのディスクをつけて大まかに斜めに削って、そのあとに平らな場所でペーパーを下敷きにして擦りまくって平面をだしました。
アウターバッフルも今回こそは製作するつもりです。型紙を作って、アウターに使う部材も切り出して・・・
構想内の部材がこれで揃いました。
これをハンバーガーのように重ねたり挟んだりして、このような形になる予定です。一番上の2枚がアウターバッフルの予定です。
ベースバッフルにくっつけるリングですが、スラントを持たせた板ともう一枚のリングバッフルを接着しておきます。
このリングバッフルをベースにくっつけるわけですが、あてがってみると一部のネジ穴の上をふさいでしまいます。。。
ネジ穴をふさぐと鉄板に固定できなくなるので、ベースバッフルにツメ付きナットを埋め込んで鉄板の内側からボルトで締めれるようにすることにしました。
この穴の周辺をざぐって・・・ツメ付きナットを打ち込んでも、頭が面から飛び出さなければOKです。
MDFは加工しやすい反面、意外ともろい?ので、ツメ付きナット打ち込み部分にパテをつけて固定強度をUPしました。
先ほどのスラントをつけたリングバッフルとベースバッフルを接着して、パテを塗ります。
パテが硬化したら、ペーパー等で表面をならします。
そして油性塗料を使いハケ塗りしました。
さらに油性塗料が乾いたら、仕上げにラッカースプレーのツヤ消し黒を塗りました。
安っぽいテカリを抑えるのと、より強い防水性を持たせる意味でやってみました。
そしてドアに仮どめしてみます。今のところ具合は良さそうです(^_^)
※右の写真は、アウターバッフル化のためドアの内張りのカット部分を以前よりさらに拡大しています。
アウターバッフルには、スピーカーに付属しているリングを使うつもりなので、型紙に従って各部の穴をあけました。
音の抜けを良くするために、裏側はテーパー処理しました。
アウターバッフルは3部品の構成になります。まず、MDFの2部品を重ねて接着して・・・
付属のリングをはめ込む、ということになります。(付属のグリルを使うつもりなので、この黒いリングが必要なのです)
アウターバッフルとスピーカーも仮どめしてみました。
まだ、とってつけたような状態なので違和感がありありですが、これからなんとか見れるようにしたいものです。。
次回はツイーターの仮付けとスピーカーのエージングを行う予定です。
フロントスピーカーまわりの改善 その8 〜 ツイーターの仮付けとスピーカーのエージング 〜 へ続く