DVD内蔵ヘッドユニットの交換 その2 〜 イルミ色変更(改造) 〜


ヘッドユニットのイルミ色を変えた記録です(2011年5月〜6月)

今回取り付けたアジアンヘッドユニットですが、動作も問題なく順調です。
しかし気になる点が。。 それはブルーのイルミです。





あまり気にせず使っていこうと思ってはいたものの、FCのイルミ色と違いすぎてやっぱ気になってきました。



んで、まずはどんな照明が使われているのか調べるために分解してみました。

まずは操作パネル。


各ボタンやボリュームのつまみはチップLEDが使ってありました。


サイズを測ってみると2012サイズ(2.0mm×1.2mm)。
チップLEDは色の異なるLEDの打ち替えでどうにかなりそう。

(厳密には抵抗計算とかちゃんとして使うらしいですが、基盤の回路もよくわからないので単純に打ち替えだけでやってみようかと)。

操作パネルのチップLEDの数は12個。(そのうち1個は赤いLEDなのでそのまま使う)


点灯時の写真



そして液晶パネルのバックライトはリード線砲弾タイプのLED(3mm)が2発内蔵されています。。


ここは色付きの帽子を被せるか、液晶パネルそのものにオレンジ板を貼り付けるかのどっちかで対応できそうです。



次にモニター部分を分解してみます。
バラす際に普通に電源を切った状態ではモニターが引っ込んでいるので手が付けれません。
なので電源を入れてモニターが立ち上がった状態で元から電源を引っこ抜き、この状態を維持させて分解しました。


カバーの背面と側面のネジなど色々と外していきます。


基盤と本体はフラットケーブルでつながっています。


ケーブルを傷めないように慎重に抜き取って、基盤を外しました。


モニター下側のスイッチ用のLEDは3発。 これらも操作パネルと同じチップLED(2012サイズ)でした。


点灯時の写真で言えばこの部分(黄色○の部分)です。



次にモニター上面(閉じた状態では正面)の部分。チップLEDは4発です。


これらも操作パネルと同じチップLED(2012サイズ)でした。


小さい液晶パネル部は裏側から白色LEDで照らすようになってるようです。
でもこの液晶はリード線(コネクタ線)が基盤に直に半田付けされてるので外せません。
(外せないことはないかもしれませんが、何十本もの半田付けを外すのが大変そうです)。


どうしようか考えてまた色々と調べていたら、液晶パネルの表示には
偏光板というものが表面に貼ってあることが分かりました。
エアコンパネルの反転表示の改造などが結構流行ってるみたいです。(興味のあるかたは「偏光板」で検索したらいろいろと出てます)。
んで、液晶パネルが青く見えるのは、この偏光板によるものだとか。

ということで、さっそく剥がしてみました。 ←あまり先のことを考えずに行動してます(笑)
(偏光板が汚いのは糊の残りです。このあと綺麗に剥がしました)


反対に向けて当ててみると、確かに液晶の色が変わります。 今さらですが、偏光板ってすごいですね!


ただ私の場合は、反転というよりも「色」をオレンジに変えたいので、
このブルーが基調の偏光板自体をオレンジ基調の物に変えないとダメみたいです。


バラした結果、どうするかまとめてみました。

 @操作パネル側の液晶パネル →オレンジ色のフィルムでごまかす。

 Aボタンの色 →オレンジ色のチップLEDに打ち替える。

 Bモニター側の小さい液晶パネル →オレンジ系の偏光板に変えてみる。


どのように対処するか考えがまとまったところで作業開始です。

まずは操作パネル部分の液晶パネル。


ここは青というよりも白に近いので、オレンジ色のフィルムかなにかをかませて誤魔化してみようと思います。
でもかなり濃い目のオレンジじゃないと白が透過してオレンジに見えないので、何か使える物はないかあさっていたら、
FCのウインカーの残骸があったので、そのオレンジ板を使ってみることにしました。


適度なサイズにカットして仮合わせしてみると、なかなか良い感じにオレンジに♪
この液晶部分、意味のないメーターのような表示もあまり好ましくないので、それも目立たなくなって良いかと。


しかし結果から言うと、これは
失敗しました。
FCのウインカーに内蔵されているオレンジ板は結構厚みがあるためカバーがきちんと閉まりませんでした。。ダメジャン

とりあえずオレンジ板で良いブツが他にないので、
後回しにすることにしました・・・。


次にこの間接照明みたいな白い光。これをオレンジにします。これはリモコンの受光部だと思います。(たぶん)


どうやら液晶パネルのバックライトで使っている砲弾型LEDから漏れた光がこの窓へ届くようになってるようです。
なので、ウインカーの残骸のオレンジ板を縦に仕切るように設置しておきました。(固定はホットボンド)。

これでリモコンの受光部からはうっすらぼんやりとオレンジ色が(^^)


お次はチップLEDの打ち替え。チップLEDはエルパラさんで買いました。
商品説明では黄色という表記でしたが、サンプル写真ではオレンジっぽいし、これしかないので黄色をチョイス。(サイズは2012サイズ)
必要数は18個ですが、予備も含めて30個ほど購入。


作業するにあたって、LEDのそばにある部品をメインにマスキングでカバーをしておきました。


取り外しはコテの二刀流で。
出力は20Wと30Wの比較的小さい(弱い)ものを使いました。(作業時に部品を加熱しすぎないようにするため)。
チップLEDの両端に半田ゴテを当てて、サクっと取り外していく方法をとりました。(両手がふさがっているので写真はありません)。


外した後の写真。


半田そのものは融点の低いもの(183度)をチョイス。


そして地道に取り付けていきました。(18箇所)
背の高い部品のそばに実装されているチップLEDが特に作業がしにくかったです。


作業的にはLEDの方向性(アノードとカソード)さえ間違えなければ特に問題ないかと思います。




チップ部品は2012サイズでも小さくて作業も大変ですが、これよりももう1サイズ小さい1608サイズ(1.6mm×0.8mm)までなら何とかなると思います。
1005サイズ(1.0mm×0.5mm)となると、(私には)無理かもしれません。

これで操作パネル部分11点と、モニタ部分7点の合計18点のチップLEDの交換が完了です!

さっそく組み直して点灯確認をしてみます。


正常に動作するかどうか心配です。
本来ならこういった改造は無償保証期間が過ぎてから作業するのがいいですね。私は待てませんでしたが(笑)

電源をON! 動きました(笑)ヨカッター


ボタンの色も綺麗にオレンジ系に光ってます(^-^)

FCのイルミのオレンジよりも少し明るいオレンジ色ですが、実際は写真より濃い色です。


とりあえず半田付けを要するものは作業が終わったのでホッとしました。あとは液晶パネルです。

モニター側の小さな液晶パネル。ここは既に青基調の偏光板を剥がしてます。
写真は電源を入れた状態ですが、偏光板が剥がされた状態なので文字すら見えなくなり真っ白です。


ここへオレンジ系の偏光板を使うわけですが、ブツはオークションで探して切り売りされてるのを買いました。
でもオレンジってのが無かったので、赤基調のものを買いました。


それだけではオレンジっぽく見えないので、文房具屋に売ってる黄色いセロファンと合体させて濃いオレンジにしました。
私が買った偏光板は「糊付き」仕様をチョイスしたので、セロファンに偏光板を貼り付けました。


偏光板の小細工をした方なら皆さんご存じでしょうが、偏光板は角度を変えると透過したり色が出たり、
要は色(濃さが変わったり反転したり)が変わります。
グルグルと偏光板を回しながら、自分の好みの色になる所の角度でカットしました。。


こんな感じ。液晶に当ててみると、なかなかイイ感じ(^^)  (フラッシュ有の写真とフラッシュ無の写真)

写真では肉眼と少し違う色になってしまいます。 実際は上の2枚の写真の中間ぐらいの色です。

そしてモニタのカバーを外して・・・


偏光板を挟んでおきました。


なかなか良い色が出ました♪ (実際はもっと見やすいです)


あとは操作パネル部の液晶だけとなりました。

FCのウインカーの残骸を使ったオレンジ板は失敗したので、他のクリアオレンジ色をしたブツを探していましたが、ようやく見つかりました!
100均に売っていたあぶらとり紙です。

これで顔のあぶらも拭けるし(笑)、カバーはオレンジ化にも使えるし、言うことありません(^^ゞ

さっそくパネルに透過してみましたが、1枚重ねでは色合いが薄いので2枚重ねで使ってみようと思います。
2枚重ねても厚みはそんなにないので。


液晶パネルの大きさに合わせてカットし、両端をテープで軽く固定しておきました。


そして組み付けて、電源を入れて確認。


イイ感じです。アンバー照明で少し高級感も増したような気がします。完全に自己満足モードですが♪


これでFCの内装(イルミ)とマッチングが取れました(^o^)


モニタを出した状態。


全体像


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しかし私にはやっぱ
オチが付きもののようで、ディスクを入れようと前面パネルを開けたら・・・

青いLEDが2ヵ所残っていました(T▽T)

普段は見えないので、見なかったことにします(笑)チャンチャン

以上です。


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