ABSの撤去 その3 〜 ブレーキフルードの交換とエア抜き 〜


ABSを撤去した記録の続きです(2005年8月)


ABS撤去のためブレーキの配管を引きなおし、またついでにブレーキホースをステンメッシュに交換したため、ブレーキラインの配管の中は空気だらけです(^^)
なので配管にフルードを満たして、エア抜きをしなければなりません。
しかし、自分でフルード交換やエア抜きを行うのは実は今回が初めてです。。作業方法をWebや整備書等でよくよく予習してさっそく作業にとりかかります。

調べた情報によりますと、配管の長いところからエア抜きをするらしいですね。でも今回の場合、配管の中は空気だらけで本当の順序がわかりませんが、エア抜きと同じ順序で作業することにします。
順序は、「右リヤ→左リヤ→左フロント→右フロント」です。

使った道具は、「ワンマンブリーダー」と「フレアナットレンチ」です。
オークションでセットで買いました。レンチは3本セットですが、使うのは10mmだけです。
二人で行う場合はただのホース(耐油ホース等)でOKです。

あと、古いフルードを受けるペットボトルが必要です。キャップに穴をあけてホースを差し込んでおきます。

まずペットボトルを切ってじょうごの代わりにし、マスターシリンダのタンクのキャップを外してセットします。
周りはウエス等で囲みます。
新しいフルードを補充してタンクが底をつかないように注意して補充しながら作業します。


右リヤキャリパーのブリーダープラグを外し、レンチをはめてワンマンブリーダーをプラグにハメ込みます。
エア抜きの前に、まずはスカスカの配管をフルードで満たさなければならないので、適当にブリーダープラグを緩めてから運転席に乗り込み、ブレーキペダルを何回か踏んで配管の中にフルードを送り込みます。すぐにタンクのフルードが減るので充てんしてまたブレーキペダルを踏む、という作業を繰り返します。

配管の古いフルードがホースから出なくなったころからちゃんとしたエア抜きに入ります。
(古いフルードは吸湿して色が少し黒くなっているので、新品のフルードとの境い目はすぐ分かりました)

ちゃんとしたエア抜き作業に入りますが、エアがほんの少しだけ抜ける程度(微妙です)にプラグを緩めて、運転席に乗り込みブレーキペダルを数回ポンピングして最後にグイーっと踏み込みます。

踏み込んだ時にペダルが奥まで行かない場合はブリーダープラグの緩めようが足りません。逆に簡単にペダルが奥まで行くのはプラグの緩めすぎです。ジワーっとゆっくりペダルが沈み込むのがちょうどよいと思います。この加減が微妙で最初は分かりませんでした。ちょっとでも緩めすぎるとブリーダープラグ周りからエアがかみこむのでエアを抜いているのか入れているのか分からなくなります。。
何回も繰り返して気泡がホースから出なくなったらOKです。(何回やったか数え切れないほどやりました。一人作業は面倒くさいです)

この作業を4輪とも行います。(写真は最後の右フロント)


古いフルードです。こんなに汚いとは...(-_-)
あらためてフルードを交換して良かったと思いました。


今回使用したフルードはDOT4でよくわからないメーカのものです。
ステンメッシュホースを買ったときにオマケで付いてきました。
BPなど有名メーカーのフルードが欲しかったのですが、初めての作業であり、どれだけフルードが必要になるか分からないし、失敗もあるかもしれないので安物で充分です。

フルード交換後の感想です。

ブレーキタッチが比べ物にならないぐらい良くなりました!(^o^) 表現が難しいですがカチっとした感じです。
リヤブレーキディスクを16インチに変更した時、正直あまり効果を感じなかったのですが、今回その効果がはっきりと分かるような感じです。
ただし、ABSの撤去とステンメッシュホースの交換も同時に行っての感想です。

ブレーキのメンテは大事だと痛感しました。
(※ワンマンでのエア抜きは完全ではない、という情報を聞き、実は後日2人作業でエア抜きをもう一度やってます)


ABSの撤去 その4 〜 コントロールユニットの撤去 〜 へ続く


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