　燃料ポンプの交換（コスモ20B→FD3S 13B用）

燃料ポンプを交換しました。その記録です（2016年3月）

10年前の2006年にコスモ20B用（中古）に交換しました。当時のレポはこちら

あれから3万kmぐらいしか乗っていませんが、今後はもうパワーアップの予定もないし、中村さんのブログを読んでいたらコスモのポンプは消費電力がでかい！？
無駄に消費電力の多い20B用を載っけてるのもうちのFCには負担だと思い、必要にして十分なFD純正ポンプに変更することにしました。

また交換してみようと思った他のきっかけの一つとしては赤レンさんのブログです。
ブレーキ連打で回転がバラつくので何となくアイドリングの安定性も高めたいと思ったからです。
エアコンON時にもアイドルアップがうまくいかず不安定なアイドルになってたりするので。
（アイドルアップについてはベースアイドルの問題やスロットルそのものの問題もあるみたいなので直接関係ないかもしれませんが念のため）。

まあアイドル安定改善に関係あるなしは別として、今回は信頼性のある新品に。。

新品のFDの燃ポン。薄い紫色がFD用としての識別？？

今回は樹脂カラーとOリングのセットも新品を使うことに。

前回ポンプだけを交換しましたが、その時はこの樹脂カラーは古いポンプに付いていたのをそのまま使ったので割れたままパチンとはめていました。
っていうか、そういう割れ目の入った部品だと思っていました(笑)
しかし新品のカラーは割れ目なんかない。試しにポンプにはめ込んでみようと思っても簡単にははまらない。。

赤レンさんのブログ（燃料ポンプ交換のレポ）を読んでみて、このカラーは無理やりはめ込むと割れる可能性が高いということを知りました。
なので私もそれに習ってカラーを削って対応することに。

このポンプの先っぽは9.15mmでした。　それに対しこの樹脂カラーの内径は8.78mmでした。
直径0.37mmの違いはこの樹脂カラーの許容範囲（割れずに）を超えているってことなんでしょうね。。

工具を使って地道に削って広げていこうと思います。

カラーの内側の部分を黒く塗って、そこを削っていく、という方法で、できるだけ真円になるように努めて削りました。

何度も微妙に削っては測定、削っては測定を繰り返し、慎重に進めました。削りすぎたら終わりです(^^;
最終的に8.78mmぐらいだったのを8.95mmまで削りました。（写真は途中のものなので8.92mmですが）

ポンプの先っぽが9.15mmだったのに対し、カラー内径は8.95mm。 0.2mmほど樹脂カラーの方が小さいことになります。
これでも結構キツかったので、まず樹脂カラーをストーブで温めて、オイルを樹脂カラーに塗って潤滑をよくしてからパチンとはめ込みました。
割れずにキツキツにはまったので成功？？です＾＾　赤レンさんのブログに感謝です。

ようやくポンプ本体の準備ができたので交換作業に入ります。
交換作業自体は前回の作業レポと変わりばえしませんが。

カーペットをとってフタをあけてコネクタを外します。タンク上部を綺麗に掃除。　そしてフィラーキャップを解放。

ホースを抜いてすばやく「栓」をします(笑)　そしてプラスネジ8本を外してポンプASSYをひっこ抜きました。火気厳禁！

ポンプASSYから20Bポンプを外しました。

燃料フィルターをFD用からFC純正に付け替えます。

ポンプ先っぽのOリング周りにオイルを塗ってグリグリと押しこみました。
今回はOリングが新品だからか、力を入れて押し込まないと入りませんでした。
きちんと挿入しないとOリングが斜めにかじってたりしそうで不安です。私は２回もひっこ抜いて確認しました(^^;)
問題なさそうなので、その感触を確かめながらまた挿入しておきました。

ポンプの底部分にはクッション材のような部品が入ります。ポンプがもし浮いていたらこの黒い部品に密着させるように。

ホースを繋げて口で吹いて圧漏れがないかチェック。

燃ポンASSYのフタ部分のガスケットも今回は新品に。

そして元通りにプラスネジ8本でフタを固定。このネジの締め付けトルクはどれくらいが適正なんだろう。。
ゴムのガスケットがほどよくツブれる感触を確かめながら「こんなもんだろう」って感じで少しきつめに締めておきました。

フタをしてカーペットを戻して作業完了です。

そして試運転。エンジン始動はセルを少し長めに（２回に分けて）したらかかりました。

これでとりあえず自分が今後運転するうちはポンプに関しては心配することはないでしょう。
消費電力も下がったと思うので余計な心配ごとも減り安心感がUPしました。

ポンプ交換ついでに燃料フィルターも交換しておきました。
その作業レポはこちら。「燃料フィルターの交換」

以上です。