フロントハブベアリングのメンテ(グリス交換) 定期2回目
ハブベアリングのメンテ(グリス交換)をしました。その記録です。(2014年11月)
前回 自分でグリス交換をしてから2年経ったので、今回もやっておきました。
その間の走行は、サーキット4回、ドリ練4回程度です。
さっそく作業開始です。
ジャッキアップして馬をかけて、それからブレーキキャリパーを外してぶらさげておきブレーキローターも外しました。
まずは運転席側から。 ハブキャップを外します。
1年前にこのキャップを外した状態で届く部分のみグリスを入れ替えたので、黒くなっている部分と綺麗なままのグリスが混在しています。
割りピンや王冠みたいなやつ、ナット、ワッシャーを外してベアリング(アウター側)を外しました。
そしてハブも引っこ抜いてスピンドルに残ったグリスのチェック。 かなり黒くなっていますね。。
アウター側のベアリングのグリスも結構黒い。
ハブに残ったベアリングのレースも黒い・・・。こんなものでいいのか??
続いて助手席側。
スピンドルに残ったグリスは同様に黒い。
ベアリングに残ってるグリスも黒い。 うるおい感(ネバネバ感)もなんか少ない気がする。
ベアリングのレースもやっぱ黒い。
続いてインナー側のベアリングを外します。(運転席側)
オイルシール(グリスシール?)を外します。シールは再利用するつもりなので傷まないように気を付けて外しました。
外したインナーベアリング。グリスはやっぱかなり黒くなっていますね。ハブ側のレースに残ったグリスもかなり汚れています。
ぬぐい取ってみたグリス。なんかグロイです(笑)
ここまで黒くなってもいいものだろうか。もともとは「赤」だったのに。やっぱ1年周期でグリスを交換すべきか?
助手席側のインナーベアリングも外してみました。 同様にグリスが黒くなっています。
ベアリングレースに残ったグリスも黒い。ベアリングの締め付けがキツすぎるんだろうか。。
バラした部品をひと通り洗浄しました。
ハブの中(ベアリングのレース)も綺麗に。
ベアリングの拡大写真。変に傷がついているとかそんな感じはありません。 そのまま使えそうです。
反対側の部品も一式綺麗に。
ナックル側のスピンドルも綺麗にします。
綺麗にした写真。 判断基準はよく分かりませんが、スピンドルも特に問題なさそう。
運転席側も同様に。
異常なし?!
フロントハブに使うベアリンググリスですが、今回も何を使おうか悩みました。
候補としては高価なグリスは除外。
かといって安すぎる普通のリチウムグリスも気持ちの問題で除外(笑)・・・本当はこれで十分なんでしょうね。
そして色々と物色してみて決めたのが、前回も候補に挙げていたトヨタ純正のベアリンググリスです。
決め手としては「純正品という安心感」と「値段」です。 2.5kg缶で3000円ぐらい。高すぎず安すぎず(笑)
ベアリングにグリスを充填するのに今回もベアリングパッカーを使います。
グリスのフタを開けてみてビックリ。「わさび色」でした。 あのベンツのグリスみたい(笑)
スプーンを使ってパッカーの容器にグリスを移します。
関係ないですが、思わずカーズに出てきたピスタチオアイス(※わさび)を思い出してしまいました(^^)
パッカーにベアリングをセットして・・・
ベアリングを固定。そして容器に突っ込んでグイ〜とグリスを押し出して完了。
ハブ側にもグリスを塗って、ベアリングをセットして、最後にオイルシール(グリスシール?)をたたき込みます。
そしてスピンドルにもグリスを塗って、先ほどのハブを押し込みました。
今回ワッシャーを新品にしてみました。けっこう摩耗が見られたのでなんとなく。
そういえばハブキャップですが、内圧が上がってハブキャップが外れるのを防止するために1mmのドリルで穴をあけておきました。
(ばくおんさんがされてるのに習ってやってみました)。
アウターベアリング、ワッシャーを挿しこんで、ナットを締めつけていきます。
いつものテンパータイヤをセットしてグルグル回転させながらベアリングを馴染ませていきます。
馴染ませながらナットをグイグイと締め付けてまた緩めて、を3回ぐらい繰り返しました。
最後はグイ〜ッと締め付けてからチョイ緩めてからまた手の力を入れずに締めれるところまで締めて、最後にもう少しグイ〜っと増し締め。
締め付け状態の正解は相変わらず分かりませんが、自分の中ではこんなものかなってのはある程度分かってきた気がします。
グリスは相変わらずパンパンに(^^; でも入れ過ぎたらキャップもハマらなくなるのでほどほどに。入れ過ぎ注意(笑)
左右とも作業完了。
ハブキャップにあけた1mmの穴ですが、アルミテープでふさいでおきました。
サーキットを走る時だけ剥がす予定です。
【2014年12月追記】
サーキット走行後にホイールを外してチェックしてみました。
運転席側。 ハブキャップにあけた1mmの穴からブジュブジュとグリスが出ていました。
助手席側。 同様にグリスが。こちらの方が多いです。
助手席側はホイールの内側にまで飛び散っていました。
たぶんグリスの入れ過ぎなんでしょうね。
そして走行中の内圧上昇によって押し出された感じでしょうか。
ハブキャップに穴を開けていなかったら以前のようにキャップが浮いて外れかけていたかもしれません。
気持ち的にもグリスはできるだけ多く入れておきたいですしキャップの穴は良い仕事?をしているような感じです。
普段乗り(ほとんどありませんが)ではハードな走行はしないので、またアルミテープで穴をふさいでおきました。
以上です。