メタリングオイルポンプのチューブ&コネクタボルト交換


インジェクター交換をおこなった際に「ついで作業」としてメタリングオイルポンプのチューブとコネクタボルトを交換しました。(2018年5月〜6月)

メタポンに不具合があったとかではないですが、長年使っているので予防措置の意味もこめて交換することにしました。
走行距離19万kmのうち11万kmでエンジンをオーバーホールしてもらっていますが、
もしその時にこのメタポンチューブ等を新品交換してもらっていたら約8万q・20年弱の使用。
そのまま再使用されていたら19万km・28年使用ということになります。
どっちなのかは分からないのですが、どっちにしても交換ということで作業開始。


インジェクターやウォーターポンプ交換などまとめて作業してるので補機類を外した状態です。
ウォーターポンプの継ぎ目から漏れたクーラントがメタポンにもかかってコネクタボルト周辺が青さびのようになっています(写真左)。
チューブ保護の被服はベルトが当たったりして破れている箇所もあるので白いテープを巻いていたりしてます(写真右)。


まずはコネクタボルト(オイルノズル)に挿ささっているバキュームホースを外します。




次のこのコネクタボルトを外してオイルチューブを抜こうと思いますが、、、


チューブを抜く時にこのタービンからの6Φのバキュームホースが邪魔でした。ゴムが硬化して固くなっていますし。


とりあえずカットして取り外しました。


そしてコネクタボルト4つを外してメタポン側のコネクタボルト4つも外してチューブを引っこ抜きました。


中央2箇所のコネクタボルト(オイルノズル)


外側2箇所のコネクタボルト(オイルノズル)


まだ作業途中ですし何かあった時のためにどれがどこの部品だったかわかるように小分けにしておきました。





両端の穴の奥に更に部品が内蔵してあります。中央の穴の通気性の確認というか清掃というか、
小さい穴の中をエアブローで綺麗に?しておきました。



新品のコネクタボルト。こちらは中央の2箇所です。


新しい方は若干オイルが出る穴径が小さくなっていますね。


こちらは両端側の2箇所のコネクタボルト。


古い方と比較したら作りが簡素化されているように見えますが穴径は一緒かも。


銅パッキン類はもちろん新品に。
メタポン本体側が大きなパッキン1枚と丸い銅ワッシャが4つ。 オイルノズル側は丸い銅ワッシャが8枚。


メタポンチューブの新品は綺麗ですね。チューブが白いのが新鮮です(笑)


首根っこに色が塗ってあって識別できるようにしてあります。






チューブの首根っこの色分けでの配置は次の通り。


色分けを参考にしながら指定の位置にセット。
チューブに負担がかかっていないか?取り回しは変になっていないか?など確認しながら本締め。


メタポン本体側への配置も色分けされています。


色分けとチューブの形状でどれがどこかは間違えることはないと思います。
コネクタボルトも新品にしたので綺麗になりました。青錆びからおさらばです。




作業の際に邪魔になるので取り外していたタービンからの6Φのホースですが新品を取り付けます。


元の長さを参考にしてカットしてから取り付けておきました。


オイルノズル側のコネクタボルトに挿すホースは後期用は廃盤だったので
前期用を買ってみました。(hiroさんのブログを参考に)


前期用でも使えそうです。でも一番長いホースはノズルに挿入する時に失敗して傷をつけてしまいました。


なので汎用の純正4Φホースを使いました。情けない。。


メタポン関連の作業はこれで完了です。
あとはインジェクターや補機類等をひと通り元に戻してエンジン始動





エンジンを始動してしばらく待っていますがチューブの中になかなかオイルが見られません。。


ついに4本のうち2本にオイルが入っていることが確認できました。 残りの2本は??


ついに残りのチューブにもオイルが通っていることが確認できました。エンジン掛けてからもう30〜40分たっているかも。
その間はオイルが出ていないってことですね。大丈夫かな??


見えにくい奥側のチューブもちゃんとオイルが通っているのが分かります。


オイルですが、最初に通り始めた2本は中央の2箇所のチューブで、後から流れ始めた2本は両端のチューブみたいです。



これでオイルチューブとコネクタボルト(オイルノズル)の新品交換が済みました。
当面は(私が乗っている限りは)大丈夫でしょう。

以上です。


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