リヤ足回りのリフレッシュ その10
〜 リヤサスまわりの載せ換え(後編) ハブまわりの取り付けと試運転 〜


リヤサスまわり一式の載せ替え作業の後編です。(2012年6月)

メンバーやサスアーム・デフなど大物を載せたので、ハブなどを取り付けていきます。

ハブをサスアームに固定するボルトですが、以前 サビ落としや塗装などをして綺麗にしていました。


でもなんとなく気持ち的に2本だけ(元の錆び具合がひどかったやつだけ)は新品を買いました。
そして新品と比較しましたが十分使えたような感じ。。新品はもったいなかった。


ハブを組む前に、オイルシール(ダストシール?)のドラシャが通る部分にグリスを塗っておきました。


ハブを取り付けて行きます。下側をはめてボルトを通し、上側もボルトで固定。(黒いカラーを挟むのを忘れずに)。


そしてトーコン部(キャンセラー)のとこのボルトも固定。 これでハブの固定はOK。


ドラシャを通します。スプライン部分に固着防止のためスレッドコンパウンドを塗っておきました。


そしてズボっと通します。


反対側(デフ側)のアウトプットシャフトのボルトに通してナットで固定。まだ手の力だけでナットを締めてるだけです。


ドラシャのロックナットは新品を買いました。ワッシャーを入れてインパクトレンチでガガガ!と仮締め。


ブレーキローターをセットし、ブレーキキャリパー(土台部分)を取り付けます。


こんな感じ。


そしてキャリパーのシリンダ部分も元通りにし、サイドブレーキワイヤーも元の通りに固定しました。


ショック下部の固定はジャッキでサスアームを押し上げ 高さを合わせてからボルトを通して固定。


左右とも同じように作業が済んだら、ブレーキペダルを踏んでサイドもグイグイ引っ張り、リヤキャリパーのピストンを落ち付かせてから、最後にサイドブレーキを利かせた状態にしておきました。


そしてドラシャやペラシャの固定ナットを規定トルクで締め付けます。
奥側でレンチが届かない場所は、いったんサイドを緩めてドラシャなどを回転させて またサイドを引いてから締め付けました。


左右とも完了!


残るはマフラーだけです。綺麗にしてから塗装しておいたマフラーハンガー用のステーを固定します。


そして最後はマフラーの中間パイプ(Yの字)だけです。

・・・が、ガスケットがボロボロの粉々になっていました。。


やっぱ使えんか。。(*_*;) 夜間なのでここでいったん作業は中断・・・。


後日ガスケットを入手しました。作業再開です!


接続部分のフランジの面を綺麗にしておいて・・・


新品のガスケットを挟んで Yの字パイプを合体。


触媒側のボルト(スチール)がサビサビでものすごく固くなっていた(山がダメになっていた)ので今回はステンレスに。
※いちおうスレッドコンパウンドは塗ってからボルトを固定していたんですが、常に高温になる部分だと限度があるようですね。


そしてタイヤ(ホイール)を取り付けます。


着地した状態でドラシャのロックナットを本締めしました。
ここは30kgぐらいのトルクが必要ですが、そんなトルクレンチはないので手ルクレンチで締め付けておきました。。


再度ジャッキアップしてホイールを外し、ピンポンチとハンマーを用意して、


ロックナットの山を叩いておきます。


そしてまたホイールをはめて・・・


これでいちおう交換作業は完了です!(^o^)ノ


次はアライメントの調整に入ります。 カムはとりあえず真ん中に合わせた状態です。

そして数十メートル程度走ってきて少しだけ足を馴染ませてから測定スタートしました。

糸を張ってアライメントを測定します。 主にリヤのトー測定です。車体に対して左右が同じようにトーゼロを目標に。


トーアウトが4mmでしたが、直進方向に対してのズレはなく、左右均等にアウト2mmのようでした。


トー調整用のカムを回して合わせていきます。
カムの目盛り1つでトーが1.8mm動くとして、約1.1目盛り分回しました。


そして少し走ってからまた測定。とりあえずトーだけ。 そしたらトーゼロになってたのでOKとしました。


とりあえず調整作業完了。(また後で ある程度走ったら再測定するつもりです)。


アライメントの仮調整も済んだので軽く試運転しました。

試運転ですが、よっしーさんの所までドライブです。
( よっしーさんとこへ往復するのに高速道路も含めて数十キロ走りましたが、
どっちかに曲がっていくだとかそのような異常もなくアライメント調整はまずまず良さそうです。)

よっしーさんとこへ行ったのは、週末に控えているりんくう7DAY(大阪)へ行くのに タイヤを安いやつに組み替えてもらうためです。


お忙しいところお邪魔しました〜m(__)mアザマース


さすがフェデラル! すばらしいバランス(おもり)の数です(笑)ムカデカ!



リヤのツラ具合。
10mmのスペーサーが使えるようになったので まずまず満足できる感じに。
(車高によって変わりますが、今の車高ではちょうどいい感じです)。



フロントのツラ具合は今までと一緒です。





よっしーさんとこから帰って、またアライメント測定&調整です。少し距離を走ったので足回りが馴染んでると思うので。


直進方向に綺麗にトーが揃っていたはずだったんですがズレていました。
左リヤをイン方向に1.7mm、右リヤをアウト方向に1.7mm調整すれば、トーゼロのままほぼ真っすぐに向きそうです。


こんな感じで測定と調整を何回も繰り返して、リヤがトーゼロのまま直進方向に対してまっすぐ向くようにしました。
少し走ると変わるので、やっぱり1度では決まりませんね。(今後も走ったら変わるかもしれませんし)。


フロントのハンドルセンターもずれていたので、この機に調整しておきました。


アライメント測定&調整は、結局5回ぐらいやったような気がします。地味にメンドイ作業です(^^;

でもこれで ひと通りの作業が済みました!


【インプレ】

いよいよ長距離の試運転です。 りんくう7DAYにGOです!

試運転と言っても、普通に道路を走るだけですが・・・。


特に異音とかはなく、無事に大阪のりんくう7DAY会場に到着。



今回の道中での試運転の結果、感じたことです。

@フロントのハンドリングのレスポンスがよくなった?
これはすぐに感じたことです。リヤまわりのリフレッシュなのになぜフロントのハンドリング??って感じです。
鈍感な自分ですが、プラシーボっぽくない感じです。 技術的にはなぜかは理解していません。。

Aリヤタイヤから感じる挙動がおかしい。
高速でのレーンチェンジや軽い蛇行だけで揺り返しのようなオツリが顕著に現れました。
スタッドレスタイヤを履いた時に感じるのと同じ タイヤのトレッド面の「ヨレ」を常に感じます。
りんくうへの道中はこの「揺り返し」がハンドルを切るたびに出るのでマジで精神的に疲れました。雨も降ってたし。
「もしかしてスタビリンクを固定し忘れてるのか?」とまで考えながら運転していました。


原因として考えられるのは、リヤタイヤを「Z1☆ 245/40R17」から「フェデラルSS595 235/45R17」にしたことです。
新品タイヤのためにヤマがたくさんあること、またタイヤ自体の剛性が異なる(弱い?)こと、などが考えられます。



でも以前も「フェデラルSS595 235/45R17」をリヤに履いていたことがありましたが、このように感じたことはなかったです。
リヤ足回りのブッシュを中心にリフレッシュした(&硬度を上げた)ためにリニアにタイヤ自体にかかる力が増し、 タイヤ(SS595)が負けているのかもしれません。



本当にタイヤのせいかどうかを検証するために、同じサイズのタイヤ(&ホイール)のチェイ号のリヤタイヤとトレードしてみることに。
フェデラルRS-R の235/45R17です。(以前FCに履いていたおさがりのやつです。)
広島7DAYに行く前に履き換えておきました。


そして広島7DAY当日。もみのき森林公園までタイヤの感触を感じ取りながら走りました。


すると、揺り返しのようなオツリは出ず ピタッと収まります。 安定してるって表現になるんでしょうか。
やっぱ原因はSS595のタイヤにあったようです。

でも以前のSS595ではそう感じたことがなかったということは、ブッシュがそれらを吸収していたということなのかもしれません。
(もしかしたらSS595のコンパウンドが昔よりも柔らかくなってるってこともあり得るかも。真相不明。)


【結論】
今回ブッシュを新品に総替えしたことと、マツスピの強化ブッシュにしたことで、タイヤのインフォメーションが車両にリニアに伝わるようになったということだと思います。(私の勝手な想像です)。

しかし安いSS595で楽しく運転できないのはイタイです(^^;
とりあえずチェイ号で履かせてみた限りでははあまり揺り返しを感じない(少しは感じる?)ので、チェイ号である程度まで摩耗したらまたFCで使ってみようと思っています。



最後に、
ドリフト時に良い方向に出るか?(走り易いか?)
サーキット走行時にタイムにつながるか? などが一番気になるところです。
これらはまた今後走りに行った時にでもレポできればと思います。

以上です。


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