リヤ足回りのリフレッシュ
    〜 番外編 ロングハブボルトの打ち替え(2回目) 〜


リヤ足回りのリフレッシュ時についで作業として行なったリヤハブボルトの打ち替え(10mmロング化)ですが、
どうしても気になることがあったのでもう一度打ち替えることにしました。(2012年8月〜9月)

前回の作業内容ですが、10mmロングのハブボルトをプレスを使って打ち替えていました。


そこで気になることという内容ですが、打ち替えたハブボルトが真っ直ぐになっていないということです。
マンガで説明すると下図のような感じです。(わざと極端に傾けて描いています)


でもじーっと目で見ても傾いているとか分かりませんしホイールもちゃんと固定できます。
ではなぜ真っ直ぐじゃないか分かったかというと、スペーサを嵌めようとした時にスペーサーが通らなかったからです。

(この写真はすでに車両から取り外したあとに撮ったものです)

「スペーサのガバガバな穴にボルトが通らないなんて」と思われた方もおられると思いますが、
私が持っているこのスペーサは穴径がほぼ12mmジャストサイズでボルトを通す時の
「遊び」がありません
少しでもハブボルトが傾いているとボルトがちゃんと通らないんです。
(だいたいどのスペーサーも穴が13mmぐらいでガバガバな仕様が多いですが、これはキチキチ仕様のタイプです)。



もしハブボルトが5本ともたまたま同じ方向に傾いていたら通るかもしれませんが、そんなたまたまなことはあり得ません。
それにハブボルトをロングタイプにしているので、距離が遠くなる(ボルトの長さが長くなる)ほど少しの傾きでもズレの影響をうけやすくなります


また、ハブボルトが傾いているとホイールを締め付ける時にも異常な抵抗を感じます。

ホイールナットを締めこんでいって最後にナットとホイールとのテーパー面が接触すると思いますが、正常であればギリギリまで抵抗が伝わってこないと思います。
でも少しでもハブボルトが傾いていたら、テーパー部分の片側から接触し抵抗を持つので正常な状態よりも固く感じます。

ハブを車両に組む前に確認しておけば良かったんですが、こんなことがあるとはまったく考えていなかった(いわゆる未経験ゆえの無知な状態)のであとの祭りです。

スペーサーは12mmの穴を13mmに拡大すれば使えるし、最後までナットを締めきればテーパー部分は全て面接触するので固定という意味でもちゃんと機能していると思います。なので使おうと思えばこのまま使えます。
でも個人的になんか失敗した感をずっと感じ続けるのがイヤで気になったので、懲りずに打ち替えることにしました。


前置きが長くなりましたが、作業に入ります。

<準備物>
・リヤハブ(先日までさるFCで使っていたやつのアクスルフランジ)
・ロングハブボルト KYO-EI SBZ 新品10本

ついこの前さるFCから外したばかりのハブ(アクスルフランジ)を引っ張り出してきました。こんなに早く出番が来るとは(^^;


とりあえず不要のABS車輪速センサー用の歯車を外しました。


そして純正ハブボルトも外します。(プレスで外しました)



そして新しいロングハブボルトの打ち込みです。これを
どのようにしたら真っ直ぐ打ち込むことができるか?

色々と悩んで、私なりにうまくいった方法を書いておきます。
まず最初は普通にプレスで挿入していきます。そしてあとちょっとの位置(スプライン部の5分の4ぐらいが入ったあたり)で止めます。


そしてここからプレスで
「押す」からナットで「引く」という方法をとりました。
こうするとボルトが直立しやすいようです。
いくらスプラインがあっても、あれは回転方向への滑り止めの役目の方が多く、直立にはそこまで貢献していない感じです。
なので裏側から押すよりもボルトを引いた方がまっすぐになる傾向がありますね(個人的見解)。


このナットを使ってハブボルトを引っ張る手法ですが、手軽にできるのでDIYでは一番よく使われる方法だと思います。
でも前回 私があえてこのやり方をしなかったのは、ハブを車両から外した状態だしプレスも持っているからって理由もありますが、一番の理由はネジが伸びそうな気がしてイヤだったからです。

なので今回は、圧入の力が一番要るであろうスプライン部分の圧入のほとんどをプレスでやって、最後のもうひと押し(ひと引き?)をナットを締め付けて引っ張る方法にしました。

気持ちの問題かもしれませんが、これでネジ部の伸びには影響が少なく作業できたかと思います。


直立状態の確認はスペーサーを使って作業途中で何度も何度も確認しながらやりました。もう失敗は許されません。


そして2セットとも(10本とも)ハブボルトの圧入が完了しました。まったく遊びのないスペーサでもちゃんと5本ともボルトが通ります(^^)
(右の写真は別途準備したハブリングを取り付けてみた状態のものです)


これでようやく本来の姿に戻りました!
まあでも今度は車両への付け替え作業がありますが(^^;メンドイ


まともなハブボルト圧入ができたアクスルフランジをハブに取り付けます。

まずは前回取り付けたハブを外してアクスルフランジを抜き取りました。ハブベアリングも外します。


リヤのハブベアリングですが、整備書には再使用可能と書いてありました。
でも使えませんでした。。なんでかというとベアリング側面のシールが外す時にフニャっと曲がってしまうからです。
言葉で説明するのが難しいですが、ハブからアクスルフランジを抜くときにベアリング(のサイドシール)がスナップリングと干渉した状態で力が加わってフニャっと曲がってしまいます。
一度曲がってしまったサイドシールは適当に平らにできないこともないですが、シールとベアリング本体とのクリアランスが新品時のように均等に精度よく接触させた状態にできない(元のように戻せない)です。

ということで、できるだけ懸念点は残したくなかったので新品のベアリングを買いました(T-T)


ベアリング圧入完了。


新品のスナップリング。
前回 スナップリングは劣化が見れなかったのでそのまま使いましたが、せっかく買っていたので使うことにしました。(なんとなく)


従来の(純正状態で付いていた)スナップリングとの比較です。
形状が若干変わっています。銀色の方が古い方で黒いのが新しいやつです。


スナップリングも取り付け完了。 スナップリングプライヤーでは古いリングの方が引っ掛けやすかったです・・・。


新たにハブボルトを打ち直した方のアクスルフランジも圧入完了です。



せっせと車両に取り付けていきます。


ドラシャのハブ固定ナットはロック部分をズラす意味で左右を取り替えて再利用。。


インパクトレンチである程度のトルクまで締め付けておいて、いったんタイヤをつけて着地させ手ルクレンチで整備書通り?のトルクで締め付け。


再度ジャッキアップし、ロックナットをカシめて作業完了!


スペーサーはもちろんちゃんと入ります。
キチキチ仕様のスペーサーなのでそのままでセンターが出ており、ハブリングも後からでも普通に入ります(笑)


ホイールナットを締め付ける時も変な接触抵抗も感じず、やっと気になる部分がなくなりました(^-^)


ナットでハブボルトを引っ張る手法を少しでも使っているのでホイールナットの緩みとかが心配でしたが、
ドリ練に行ったあとでもしっかりと締まっていたので問題ないかと思います(^^)ノ

以上です。


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