ショートストロークシフトの取り付けと改善


今さらって感じですが、ショートストロークシフトを取り付けました。その記録です(2010年9月)

たまたま他の中古パーツを買う時に、このシフトも格安で出てたので一緒にゲッツしたのが始まりです。
メーカーは不明です!(黒い方が純正です)


ショートストロークシフト(以下クイックシフト)の構成ですが、上げ底の金属カラーと上増しの胴体と、シフトレバーの3つの構成です。
(私は今回入手して初めて知りました)。

今回ゲッツしたやつには、純正ブーツと上側の樹脂カラー(ブッシュ)と上側のバネ座金(ウェーブワッシャー)も組み付けられた状態でした。
しかもブーツの程度もかない良いです(^o^)ラッキー

で、これもイマサラって感じですが、支点となる球体が根元よりややセンター寄りにあるため、ストロークが短くなります(当たり前か^^;)


さっそく取り付けていきます。純正レバーと樹脂カラーとバネ座金を抜き取ります。


上げ底の金属カラーを入れます。カラーの切りかきとポッチを合わせて入れます。


そしてバネ座金と樹脂カラー(もともと付いていた純正品)を入れます。


紙?のガスケットを挟んで、上増しの胴体をセットします。


こんな感じ。


そしてレバーを差し込みました。
純正のレバー固定ボルトは長さが足らなくなるので、キャップスクリュー(30mm)で固定しました。


これで少し運転してみました。
当たり前なことですが、支点が変わった分、レバー操作が重く感じます。。
各ギヤへ入れるのも重く感じますし、5速&リバース側へレバーを倒す方向へも重く感じます(ーー;)
真鍮製シフトカラーを付けてるので、カチカチ仕様なことが余計にそう感じさせてるのかもしれません。


すぐに純正レバー仕様に戻そうかとも思ったりしたんですが、それでは芸がないので、軽くする方向へ調整してみることにしました。


まず、5速&R方向へレバーを倒す力を軽くする方法です。
これは佐藤商会さんのシフトカラーの取説に書いてあったんですが、
ミッションの端っこに内蔵されてるボールのテンションを下げれば多少軽くなるとのことでした。

こんな感じで、レバーを5&R側へ倒す方向へテンションをかけてるスプリングとボールがあります。
左の写真はボールが押しつけられてる側の部品です。そして右側が押しつける(テンションをかけている)ボールとバネです。


テンションを軽くするには、そのボールを押さえているスプリングのテンションを下げることです。
その場所ですが、ミッションの一番はしっこにあります。シフト周りの部品を外せば、室内から作業できます。


スプリングのテンションを下げるには、それを固定してるボルトにスペーサをかませば良いので、手持ちの適度なサイズの
アルミワッシャーを1枚かませました(もともと付いていた銅ワッシャーに更に追加で)。


参考までに、私はFCのオイルパンやデフなどのドレンボルトに使ってるワッシャーの予備を使いました。
このサイズがたまたまちょうど良かったです。


失敗ネタですが・・・サクサクとフタになってるボルトを外したのはいいですが、オイルがポタポタこぼれてきました(><)
しかも中に入ってるボールも転がって落ちていきました。更に行方不明・・・(T▽T)
どうしようもないので、以前降ろしたミッションからボールを拝借して対応しました(^^;
(後日、行方不明のボールがガレージ内で見つかりました(笑))
ここの作業をされる場合は、リヤ側をジャッキアップ(うま掛け)してから作業されることをお勧めします(笑)

で、肝心の効果のほどは、レバーを5速&R方向へ傾ける力が
クイックシフトでも丁度良いぐらいの重さになりました(^^)イイカンジ



次は各ギヤへ入れるシフト操作を軽くするのを改善します。
中村さんのブログに書いてあったのを思い出し、実行してみました。
またhiroさんにも相談してみたところ、ワッシャーの効果はやっぱあるようで、俄然やる気になりさっそく作業してみました!

軽くする方法ですが、シフトロッドの位置決めをするためにここにもボールが入ってます。
このボールで押さえつけてるテンションを軽くします(詳しくは中村さんのブログで)。
写真のミッションは以前降ろしたやつです(説明用に使ってるだけで、実際は車載状態で作業しました)。


構造は、私のHPでは、このMTオーバーホールのページに載せてる写真を見ていただければ分かり易いかと思います。


試しに以前降ろしてミッションの5速&R部分を外してみます。この部分には一枚もワッシャーが入っていません。
ここへワッシャーを1枚か2枚(お好みで)かませれば、ロックボールのテンションが下がり、変速しやすいということです。




で、実際に車載状態のミッションの作業をします。

5速&R用は下からでもアクセスしやすい場所にあります。


テンションを下げるためのスペーサは、手持ちの適度なサイズの銅ワッシャーを使いました。
参考までにブレーキラインのワッシャー(パッキン)と同じサイズだったかと思います。



次は1&2速用と、3&4速用です。しかし非常に作業性が悪く、ヒーヒー言いながら作業しました(^^;


こんな感じでアルミワッシャーを使いスペーサとすることで、ボールのテンションを下げます。
(もともと付いていた銅ワッシャーにアルミワッシャーを追加)。

※白いのは液状ガスケットです。見えない場所の手探り作業なので念のために。

参考までに、ここのアルミワッシャーも、FCのオイルパンやデフなどのドレンボルトに使ってるワッシャーの予備を使いました。


これでワッシャー取り付けは完了です!

そしてさっそくシフトレバーを動かして確認してみました。
ショートストロークシフトなのに適度な重さ(軽さ)になり、かなりイイ感じです!(^o^)

また少し運転してみましたが、このクイック感(ショートストローク感)はイイですね!!


で、さっそくドリ練で運転して感触を確かめてきました♪

・・・が、ドリフト中は、良いとか悪いとか、考える暇がありませんでした(^^;
しかもドリ中に3→2に落とす時に、何度もガリっとやっちゃいましたし、2速に落としたかと思ったら、4速だったり(〃▽〃)

ショートストロークになったのはいいですが、もう少しショートじゃなくてもいいような。。
純正レバーと、このショートストロークレバーの
中間あたりがあれば、私てきにはいいと思います!
で、どうしようか考えた結果、ショートストロークシフトはすぐに
外しました(爆)

そのまま戻すのもあれなんで、hiroさんが以前されてた
「純正ちょっぴりショート加工」にしてから戻そうと思います(笑)

ディスクグラインダーで12mmぐらいカットし、ダイスで根元方向にネジ山を延長し、ジンクリッチスプレー(防錆)をプシュっと(^o^)


ショートストロークシフトの上側と同じくらいの長さになりました^^


で、元通りにカバー類を取り付けて作業完了です!


テンションを下げるワッシャーはそのままなので、以前と比べてかなり軽く感じます(^^;
しかも、ショートストロークシフトにしてたので、その感覚になれてしまってたからか、かなりストロークがあります(笑)
まあでも純正よりは、ちょい短い(笑)ですし、軽いのは軽くていいかなと(^^ゞ

かなり回りくどい、というか行ったり来たりしましたが、やっぱ自分でやってみないことには分からないので、いい経験しました^^
しばらくこれで走ってみることにします(^-^)


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