スロットルセンサーの調整(スロポジの調整)
パワーFCにしてから、まったく触ったことのないスロットルセンサー(スロットルポジションセンサー)ですが、
初めてチェック(&調整)してみました。
アイドリングが安定しないとか、何か不具合があったとかではありません(^_^;)
何となくチェックしてみた記録です。(2009年2月)
基準値を表にまとめてみました。
FCの基準は以下の表です(だと思います)。
スロットル | フルレンジ | ナローレンジ |
|
スロポジ(D-E間) | スロポジ(A-B間) | ||
パワーFC(VTA1) | パワーFC(VTA2) | ||
抵抗値 | 全閉 | 0.6〜0.9kΩ | 0.8〜1.2kΩ |
全開 | 3.4〜5.1kΩ | 4.0〜6.0kΩ | |
電圧 | 全閉 | 0.1〜0.7V | 0.75〜1.25V |
全開 | 4.2〜4.6V | 4.8〜5.0V |
スロットルセンサーのコネクタ(ピン配)です。
まずはスロットルセンサーの抵抗値を測ってみました。
フルレンジの全閉時の抵抗値が1kΩちょっとでした。0.6〜0.9kΩに合わせる必要がありそうです。
フルレンジの抵抗値を合わせるには、調整ネジを回しても意味がない(変化しない)ようなので、
本体の取付位置自体を調整しないといけないようです。
写真左は固定ボルト取り付け穴の上側です。これは最初から少し長穴になってます。
そして写真右は固定ボルト取り付け穴の手前側です。
ここは普通に丸穴なので、長穴にして取り付け位置自体の調整をする必要があるみたいです。
ヤスリを使って長穴にしました。いちおう上側から固定する穴も調整幅を広げる意味で更に長穴加工しました。
そして車両に取り付けます。
とりあえず抵抗値を測ってみます。
本来は暖機運転終了後に測定するものですが、とりあえず冷間時で基準値にあわせて取り付けました。
フルレンジの基準「0.6〜0.9kΩ」に対して約0.8kΩになるように取り付けてネジで固定しました。
そしてナローレンジの基準「0.8〜1.2kΩ」に対して調整ネジを回して、真ん中の約1.0kΩに設定しました。
次に本来正しく測るべき条件である暖機運転後を測りました。(暖機後10分ぐらい走ってきました)。
フルレンジの基準「0.6〜0.9kΩ」に対して約0.7kΩまで下がっていました。
ナローレンジは基準「0.8〜1.2kΩ」に対して約0.5kΩにまで下がっていました。。
金属の熱膨張なのか、単なる熱の変化による抵抗値の変動なのか理由は分かりません。
とりあえず調整ネジを回して合わせることができるかやってみました。
いちおう基準値の範囲内に入ることは入りました。
フルレンジの基準「0.6〜0.9kΩ」に対して約0.67kΩ。ナローレンジは基準「0.8〜1.2kΩ」に対して約1.0kΩです。
そしてFCコマンダーで電圧も確認してみました。
全閉状態。
フルレンジ(VTA1)基準「0.1〜0.7V」に対して 0.48V
ナローレンジ(VTA2)基準「0.75〜1.25V」 に対して 0.88V
どちらとも範囲内に入っております。
全開状態。
フルレンジ(VTA1)基準「4.2〜4.6V」い対して 3.86V。少し低い。。
ナローレンジ(VTA2)基準「4.8〜5.0V」に対して 4.75V。ギリギリだが低い。
・・・・・・・・・。
微妙に値(電圧)が低いので、スロットルセンサーを外して、
もう一度固定位置を調整して取り付け直してみました。
そして再度測定してみます。(暖機終了後)
全閉状態。
フルレンジの基準「0.6〜0.9kΩ」に対して約0.84kΩ。いい感じです。
ナローレンジは基準「0.8〜1.2kΩ」に対して約1.10kΩ。こちらもいい感じ^^
全閉状態。
フルレンジの基準「3.4〜5.1kΩ」に対して約3.75kΩ。まずまずOK。
ナローレンジは基準「4.0〜6.0kΩ」に対して約4.5kΩ。こちらもまずまずOK。
続いてFCコマンダーでの電圧表示をチェック。
全閉状態。
フルレンジ(VTA1)基準「0.1〜0.7V」に対して 0.66V
ナローレンジ(VTA2)基準「0.75〜1.25V」 に対して 1.00V
どちらともいい感じに範囲内に入っております。
全開状態。
フルレンジ(VTA1)基準「4.2〜4.6V」い対して 4.04V。ちと低い。。
ナローレンジ(VTA2)基準「4.8〜5.0V」に対して 4.75V。ギリギリだが低い。
抵抗値での調整で合わせるか、電圧で合わせるか、よくわかりませんが、
私は抵抗値が範囲内であるのでOKとしました。
走ってみて何の問題もないのでOKなのではないでしょうか(^_^;)
もともと調子が悪かった訳ではないので、変化は体感できませんし。。
今回は以上です(汗)