スロットルセンサー調整とダッシュポット交換
スロットルセンサー調整とダッシュポットを新品に交換しました。その記録です。(2017年3月) 183,000km
中村屋へECO CPUのバージョンアップをしてもらいに行くことになったのでチェックランプをつけてみたところ
緑色が点灯せず、ネジを回しても点灯せず、ネジが抜けそうなぐらいになるので取付位置調整しなおすことにしました。
取り外したスロットルセンサー。
以前新品交換する際に取り付け穴を長穴にして取り付けましたが、もう少し削ることに。
丸ヤスリを使って地道に広げました。(3箇所とも)
そしてフルレンジが0.6〜0.9Ω間に入るように取り付けていきます。
FCの基準は以下の表です(だと思います)。
スロットル | フルレンジ | ナローレンジ |
|
センサーコネクタ(D-E間) | センサーコネクタ(A-B間) | ||
抵抗値 | 全閉 | 0.6〜0.9kΩ | 0.8〜1.2kΩ |
全開 | 3.4〜5.1kΩ | 4.0〜6.0kΩ |
スロットルセンサーのコネクタ(ピン配)です。
擬似的にファーストアイドルカムが落ちた状態にして抵抗値を測定。
何度も何度も取り付けては抵抗値を測定し、5回目ぐらいで満足のいく位置に固定できました。
いつも思いますがスロットルセンサー下のボルトはアクセスしにくくて面倒ですね・・・。
フルレンジ全閉で0.735kΩ ちゃんと基準値に入っています。ナローレンジも調整ネジで微調整し1kΩに。
調整ネジの位置も緩めすぎず締めすぎずといった偏りない位置に概ね固定できたかと思います。
スロットルセンサーの位置調整のついでに、せっかくなので上側のダッシュポットも交換することに。
スロットルがバタンと閉まるのを緩和する側のダッシュポットです。
17mmのスパナで固定ナットを緩めて取り外しました。
以前購入していた新品のダッシュポットとのツーショット。(N350-20-190 6000円ぐらい)
先っぽの樹脂部分の比較。少しだけ新品の方が長いか?
2.8kΩのところで先っぽの樹脂が接触するぐらいで固定。
続いてアイドル調整です。
インタークーラーがあったらTASとか調整ネジにアクセスするのに邪魔なので久々に直結パイプを使いました。
エンジン始動。回転数1500rpm。 暖気完了まで待ちます。
水温計が80℃を超えたのでBACVのカプラを外してTASでアイドル回転数調整。
700rpmを少し上回っている感じだったのでちょうど700rpmで合わせておきました。
そしてBACVのカプラをはめて数分間待ちました。制御?が始まって少しだけ回転数が上がります。
それからスモールを点けて数分、ライトを点けて数分、エアコンONで数分など。
そして車両に乗り込みブレーキペダルをパカパカと踏んだりハンドルを左右にグニグニとゆすって負荷をかけたりして学習?させていきました。
いったんエンジンを切ってチェックランプで緑色が点灯することを確認。→OK
それからインタークーラーを元通りに取り付けました。
そして試運転。10数分乗ってきて戻ってきたらエンジン停止。
まずはチェックランプで緑色が点くかどうか確認→OK。
ロングドライバーでチェックランプの緑色の範囲が極端にせまくないか確認。→異常なし。
念のためにスロットルセンサーのカプラを外して抵抗値もチェック。→フルレンジ、ナローレンジともに異常なし。
アイドルアップ制御がずっと完璧ではない状態なので、少しでも改善されれば良いのですが。
中村さんに診てもらってどうか、ってところです。
以上です。