スロットルまわりのメンテナンス その4
         〜 スロットルのメンテナンス 〜
 


交換用の純正パーツも揃ったことだし、スロットル本体のメンテにかかりました。(2010年1月)


スロットルを取り外した一番の目的というかきっかけは、ダッシュポットの交換をするためです。

ダッシュポットはスロットルAssyに2ヵ所ついています。
1つは、奥側(バルクヘッド側)で上から見えるUFOです。
そして今回の目的であるもう1つは、スロットルセンサーの斜め下あたりにあります。


上側のダッシュポットの役目は、スロットルを全閉した時に、3つのバタフライのうちの上1つをやんわりと閉じて
エンジンストールを防ぐためのものみたいです。

そして下側のダッシュポットは、アクセルをガバっと開けた時にエアフロメーターの応答遅れで燃調が薄くなり
息継ぎの発生を防ぐために、下側2つのバタフライをワンテンポ遅らせて全開にするためのものみたいです。
この下側のダッシュポットがイカレテたのでまったく機能していませんでした。

スロットル下側2つの穴には前後にバタフライがあるので、合計4つあります。
そのうちのIN側のバタフライにダッシュポットが係わっています。
OUT側のバタフライはアクセル連動(直結)でダッシュポットには関係ありません。


で、本題の下側のダッシュポットですが、1つが新品で5000円以上します。。
なので今回は中古を使おうと思います。

中古のダッシュポットってのは普通は単品で出品されたりしないので、スロットルASSYごと探しました。
中古スロットルASSYごと交換しようと考えたからです。
そしてじっと探し続けて、ようやくゲッツしました。

ジャーン(^o^) これが今回使う中古のスロットルです!

ズラピカ仕様です(笑) これは磨き処理された中古スロットルをオクで買ったものです。

ただし中古のスロットルを使うのは少々不安があります。
今まで特別問題がなかったスロットルをAssyごと他の中古に交換するわけなので、
交換したせいで不調を起こしてしまうかもしれないというリスクがあります。
「何もしなければ良かった・・・」と後悔するかもしれないということです。

そうならないためにも、私なりに考えたスロットルに関する注意点を5つ挙げてみます。

1..各リンケージに曲がりや割れがなく、バタフライがスムーズに動くこと。
 →アクセルと連動してリニアに動作し、ガタや引っ掛かり等がないこと。

2.スロットル内部(とバタフライ)に電着塗装?されてると言われるシール剤が剥がされていないこと。
 →シール剤を汚れだと思ってブラシなどで強くこすって洗浄すると、密閉性がなくなりアイドル等が
  不安定になったり、回転が下がらなくなる(らしい)。

3.ワックス(ファーストアイドル)が正常に機能すること
 →冷間時の暖機がまともに機能しないと困る。

4.水路やホースニップルが腐っていないこと。
 →水の管理が悪いと水路が腐食している(赤FCに付いていたスロットルが悪い例)。

5.ダッシュポットが正常に機能すること。
 →上述したようにスロットルには2つのダッシュポットが付いてるので、2つとも機能していればラッキー。
  逆に2つとも死んでいたら
超アンラッキー(爆)

以上の問題がないかさっそくチェックしてみます。

ただし、このゲッツした中古スロットル単体を見ても正常なのかどうか判断がつきません(^^)>
なので、今まで付いていたスロットルと比較してチェックしてみることにしました。
更に、少しでもサンプル数が多い方が良いと思い、アンフィニくんのスロットルも外してきて、比較材料にしました。


ジャーン(^o^)、3連ドム、じゃなかった、スロットル3兄弟です(笑)

一番綺麗なのが今回ゲッツした中古で、真ん中のがさるFCに付いていたもの、
そして一番キタナイ(笑)のがアンフィニくんに付いていたやつです。
色が違うので、無造作に置いていてもどれがどれだかわからなくなる心配はありません(笑)


さっそく比較しながらチェックしてみます。


1.リンケージやスロットルに連動するステー類の傷み具合のチェック

特別問題はなさそうです。動きのシブさもありません。


でもリンケージのガタは、さるFCに付いていたスロットルの方が少ないかも。

それとステーやリンケージやダッシュポットなどの金色っぽいメッキ(クロメートメッキ)の状態ですが、
意外ときれいで良かったです(^o^)
よく半錆び状態で黒くなってるのを見かけたりするので。


2.バタフライの状態

灯油で洗浄されてるらしいこのスロットル。
入手した時から軽く洗浄された状態でしたが、更に自分で細部までクリーナーをかけてみました。


電着塗装されたシール剤ってのがハッキリとどれのことか分かりませんが、なんとなく残ってるような。たぶん。。
バタフライの周りにはそれっぽい汚れみたいなのがあります。バタフライ側にも、ボディ側にも、両方です。
これって汚れてるだけじゃないんか??と思えてなりません。

綺麗さっぱり取り除いてしまうと、回転が落ちなくなる症状が出て、スロットル自体が使い物にならなくなるみたいなので、
ブラシなどでこすらず、パーツクリーナーのスプレーの勢いで落せる程度でやめました。

参考比較として、さるFCにもともと付いていたスロットル(バタフライ)をチェック。
これもパーツクリーナーをかけてみた状態です。
いちおうシール剤らしきものがバタフライの円周状に残ってます。


参考までにこれは洗浄前の写真。


もう一つの参考品のアンフィニくんのスロットルは、めちゃ汚かったです(@@;)マジデ

スロットルアダプタを外した瞬間に、「ヒェ〜(^^;」って感じでした(笑)
普通、こっち側(上流側)はこんなに汚れませんよね??(^^;マジデ
反対側(サージ側のバタフライ)は更に黒く、ベッチョリって感じです。。
結局あまり参考になりませんでした(^^ゞ


3.ワックスの機能チェック

水温が上がるとニョキっと伸びあがってファーストアイドルカムをスロットルから切り離す役目の「ワックス」。


ワックス自体をスロットルから取り外して生きているか確認しました。
ネジ3本で固定されてるので、ドライバーで外すだけです。




確認方法ですが、ワックスの水路に湯沸器の熱湯を流してみました。
正確にお湯の温度や伸び幅を測っていないので分かりませんが、問題なく機能してると思います。


機能的に問題ないことを確認できたので、綺麗にして元に戻します。
ワックス側の接合面を綺麗にして・・・


スロットル側の接合面も綺麗にして、新品のガスケットをセットして・・・


元通りに固定します。ワックス調整用のネジのバネが効いてるので指で押し上げながら固定しました。

他にワックス調整用のネジやカムの状態なども問題は無さそうでした。


4.水路やホースニップルの腐食具合

ホースニップルは外観を見た限りは、2ヵ所ともまずまず綺麗です。
以前のオーナーは水の管理が良かったのかもしれません。これなら問題なく使えそうです(^-^)



5.ダッシュポットが正常に機能するか?

気になるダッシュポット(上側)は正常のようです(^o^)イキテテヨカッタ
先っぽの白い部分を押しこむ時に抵抗がかかりますし、伸び時もスムーズです。


今回のターゲットでもある、下側のダッシュポット。(ちなみに上下の部品はパーツとしては同じ物です)
こちらも白い出っぱりを押さえるのにまだまだしっかりと抵抗があり、正常のようです(^o^)ラッキー


このダッシュポットの動き(機能)を確認するために、手でスロットル(バタフライ)を開けてみました。
ダッシュポットの先が黒い樹脂で覆われたカムに当たって・・・


抵抗を感じながらジワっと開いて、、ワンテンポ遅れてガバっと開くようです。よく考えてあります。

ちなみに、さるFCにもともと付いていたスロットルのダッシュポットは完全に死んでいて
先っぽが縮むのにまったく抵抗がないので、ダブルスロットルが完全に連動して(同期して)動いてました。。


とまあ、自分なりにいろいろとチェックした結果、
この中古スロットルは「使える」と判断し、使うことにしました。


使うための準備として、内部洗浄は済んだので、接合面の面出しをしとこうと思います。
ガスケットリムーバーやクリーナーやスクレーパーなどを使って、サージとの接合面を綺麗にしておきます。
最後にオイルストーンを当てて、面出しの仕上げをしておきました。


次にファーストアイドルカムの調整です。
調整といっても車両から外している状態なので、「とりあえずの位置合わせ」です。
まずFAS(ファーストアイドルスクリュー)を適当な位置(ネジの真ん中あたり?)に合わせておきます。


そしてワックスの上に乗っかってるWAS(ワックスアジャストスクリュー)を回して、カムの初期位置を合わせました。
カムにはバルクヘッド側から見て2本のスリットが入っていますが、左側のスリットに近い位置(ややセンター寄り)に○が
来るよう合わせておきました。



次はスロットルセンサー(スロポジ)の取り付け(移植)です。

取り付けのポイントとしては、温間時(ファーストアイドルカムが落ちた状態)でフルレンジの抵抗値が全閉状態で
「0.6〜0.9Ω」に入るようにして固定しないといけないようです。(フルレンジはスロットルセンサーのD-E端子間のことです)


でも今の状態で暖機運転などもちろんできないので、私はその状態を疑似的に作って(カムをフリーにした状態にして)
スロットルセンサーの位置を決めて固定しました。

とりあえずこの状態で
ナローレンジ側が1.0kΩ(基準は0.8〜1.2kΩ)、フルレンジ側が0.75kΩ(基準は0.6〜0.9kΩ)にしておきました。
実際に始動してからTASとかを回すので、再確認と再調整が必要かと思いますが、いちおう仮合わせの状態です。

それと参考までに全開状態の抵抗値ですが、
ナローレンジ側が4.5kΩ(基準は4.0〜6.0kΩ)、フルレンジ側が4.1kΩ(基準は3.4〜5.1kΩ)でした。


最後にダッシュポットの位置調整です。
上側のダッシュポットは、スロットルが閉まる時にダッシュポットの先っぽに当たる時の
スロットルセンサー(AB間)の抵抗値が2.8kΩになるように高さを調整して固定しました。


下側のダッシュポットの位置は、ダブルスロットルが適度にワンテンポ遅れて開くように位置調整して固定しておきました。
この場合の「適度」とは「テキトー」とも読みます(^^ゞ



ダッシュポットを押し付けすぎたらバタフライが開くのが鈍すぎる感じだし、ダッシュポットを離しすぎたらバタフライが
早く開きすぎる感じなので、その間をとって固定したって感じです。(自分の感覚的なもので決めました)

ようやくこれでスロットル単体のチェック&メンテは完了です(^o^)ノ
次はサージと合体させます。


その5 〜 スロットルとサージタンクの組み付け 〜 へ続く


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