スロットルまわりのメンテナンス その8
〜 サージタンク&スロットルASSYの取り付け 〜
いよいよサージ&スロットルASSYをエンジンに載っけます。(2010年1月)
サージ&スロットルを取り付けるにあたって、エンジン側の準備をします。
まずはこの錆びたホースニップル(--;
ラストリムーバーをティッシュに染ませて湿布みたいに当てておいてある程度サビを落としました。
さらにサビ転換防錆剤を塗っておきました。赤錆びが変化して黒くなってます。
それでも表面の凸凹がなくなるわけではないので、邪道ですがコーキングをぬっておきました。
乾燥してもゴムのように柔らかいので、これでホースをはめた時に多少の凸凹は吸収してくれるはず。。
次はサージタンクとの接合面を綺麗にします。穴にはタオルを詰め込んでおきました。
また周りに養生テープを貼って、ガスケットリムーバーが飛び散っても大丈夫なようにしました。
そしてガスケットリムーバーやスクレイパー、オイルストーンなどで面出しをしておきました。
エアポンプも取り付けました。苦労して磨いたエアポンプですが、あまり目立ちません。。(--;
次はバキュームホースの交換です。
交換と言っても今回さわる箇所だけにしようと思います。
エンジンをO/Hしてもらってから5万km程度ですし、闇雲に自分で替えまくるのもあまり意味がないと思いますし。
まずはスロットル後ろ側(バルクヘッド側)にささってた3本のホースの交換です。
このぶった切ったホース(青色)から交換しようと思います。
このホースは奥底のメタポンノズルの間にささってます。
非常にアクセスしにくいです。。
とりあえず手を(指を)伸ばしてホースの根元を探ってみたところ、
なんかプラプラしてるホースが( ̄▽ ̄;)マジデスカ?
メタポンノズルにささってるバキュームホースが外れてました(><)
ワイヤツイスターで縛ってあったんですが外れてます。。
そう簡単に抜けるとも思えないので、ショップにて作業時(O/H時)にハメ損なっていたのかもしれません。。
しょうがないのでそのまま挿しておこうとぐいぐい押したら、「ペキッ」とプラスチックが割れる音がしました。
最初メタポンノズルのホースニップルが折れたのかと思ってビビりました。
でもメタポンノズルは金属製。そんな簡単に折れるはずがないです。
しょうがないので、このホース(メタポン用)も外してみることにしました。
メタポン用のホースは、スロットルから出てきた内径6φのホースが4φのホース4つに分岐しています。
そのうちの1本を分岐から外したわけですが、とにかく硬い!!抜けない!!
しかも分岐に使われてるパーツは樹脂製です。
ドライバーやキリを使って、恐る恐る樹脂を壊さないように外しました。すごく気を遣います。。
そしてこのメタポン用のホースですが、ホースそのものが欠けてました(^^; まるで樹脂のようにカチカチになってました。
さっきのペキッという音はホースが欠けた音だったようです(^_^;)
でも意外なところが外れたおかげ?で、作業性が良くなり、青いホースは比較的ラクに抜けました(笑)
切った部分を並べてみると、全体の長さがよくわかります。
次は、6φのホース(メタポン用)です。
これも分岐する樹脂パーツに挿さってるので、外すのに気を遣います。
しかもほかの配管などが邪魔をして、メッチャ作業性が悪いです(><)
でもなんとか外しました〜。
そしてさっそく新品にしておきました。
はめ込むのは抜くよりもラクですが、新品なだけにホースが広がっていないため、作業性が悪い場所だとキツイです。
次はさっき抜いた青いホースを新品にします。
ここも純正バキュームホース4φをだいたい同じ長さにカットします。
そして差し込んでおきました。根元はロングノーズのラジペンを駆使してタイラップで縛っておきました。
そして次は予定外に抜けていたメタポン用ホース(4φの方)です。
元の長さに合わせてカットして、差し込んでおきました。これもタイラップで縛っておきました。
そしてもう1本ほどスロットル裏からインマニにささってるホースも交換します。
とにかく作業性が悪いので、切れ目を入れたりいろいろ工夫して外しました。
これも元の長さを参考にカットして、差し込んでおきました。
これで、後ろ側の3本のバキュームホース取り替えが完了しました。
次はスロットル前側の3本のバキュームホース交換です。すべて内径4φです。
1本はすでに外しているので、残りの2本も外しました。邪魔なスロットルが付いていないので、ラクショーです(^^)
スロットルにそのまま残ってるホースも外しました。
この長さを参考に、バキュームホースをカットして、取り付けておきました。
ここも根元をタイラップで縛っておきました。
これでサージ下のホース関連の交換は終わりにしました。
次はウォーターホースの取り付けです。リヤ側から取り付けました。
外したホースはギタギタに切り刻んでます(^^ゞ
ホースニップルが錆びて固着?していたからです。
新品とのツーショット^^
このホースの中、見たくないくらい汚いです( ̄△ ̄;)
おそらくエンジン内部の水路もかなり汚れてると思います。。
せめてホースぐらいは新品にします(><。)
ホースニップルのシール性を高めようとコーキングしてたんですが、それがようやく乾燥(硬化)してます。
くどいですが、さらにシールテープも巻きました(^^ゞ
スロットルを取り付けたら完全に隠れてしまう場所なので、とにかくここからは漏れてほしくないからです。
ここはホースクリップも新品にします。ホースを差し込んで、固定!!
次は前側です。サーモあたりにホースニップルがあります。
ここもコーキングして(硬化して)から、シールテープを巻きました。
ホースは当然新品に。またここのホースクリップも新品に。
そして差し込んで、クリップで固定!
いよいよサージ&スロットルASSYを取り付けます。
接続部が綺麗なことを再確認します。
ガスケットはもちろん新品です。ガスケットをセットして・・・
大物を載っけます^^
まだサージタンクは載せただけで固定せずにホース類を接続していきます。
【リヤ側】
4φのバキュームホース×2本、6φのバキュームホース×1本、ウォーターホース×1本
バキュームホースは根元をタイラップで縛りました。
ウォーターホースは純正のクリップ(新品じゃない)で固定しました。
【フロント側】
4φのバキュームホース×3本。 ここも根元をタイラップで縛りました。
そして固定ナット4箇所と、センターボルト1本を本締めしました。
次はACVまわりのバキュームホースを取り付けます。
外したホースを参考に、適度な長さでカットしました。
そして3ヵ所とも元通りに挿しておきました。ブローオフへのホースと、ブーストメーターへのホースも元通りに挿しておきました。
最後にBACVを取り付けます。新品のガスケットをセットして、ナット2本で固定します。
BACVのエアホースとタービン上のT字パイプ、ブローオフなど元通りに組んでおきます。
BACVのカプラを元通りに。O2センサーも忘れずに。
次はスロットルとBACVにつながるウォーターホースを取り付けます。挿しこんで、ホースクリップで留めるだけです。
BACVのもう一ヵ所は、先ほど付けたサーモ下からのウォーターホースとつながります。
これも挿しこんでクリップで固定するだけです。
これでサージ&スロットルASSYが元通りに組み付きました(^o^)ノ
交換したパーツ類。(写真には、1つウォーターホースが入ってません)
その9 〜 アクセルワイヤーの調整 〜 へ続く