スロットルのメンテナンス2017 その1
〜 元々のスロットルをメンテ&スロットルコート塗布してみた 〜
補機類(エアフロ、コイル、BACV、燃ポン、スロットルセンサーなどなど)を新品交換してもアイドルアップ制御がイマイチ機能していないようなのでスロットルそのものをメンテしてみることにしました。(2017年9月)
7年9ヶ月前の2010年にうちのFCは別のスロットルに交換しています。
その時の作業レポはこちら。
その時は、ヤフオクで綺麗に磨かれたピカピカ仕様のスロットルを入手して交換したわけですが、
最近気になっているアイドルアップに関する制御がどうしても改善しないのでこの度スロットルをメンテしてみることにした次第です。
(※アイドルアップ制御は冷間時のアイドルアップ(WAXとか)制御のことではありません。ライトONとかエアコンON時などに制御されるアイドルアップのことです。)
補機類を色々と新品に交換してはみたものの改善がないように思われるので、あとはスロットルそのものがおかしいのではないかと。
例えばバタフライのガタで微妙なスキマがあるとか、そんなそんな感じのことです。
前回スロットルを交換した際に外していた、元々のスロットルの方をメンテしてみて交換してみようかと思います。
久々に引っ張り出してきました。
その時は外したままできたない状態だったのでクリーナー等を使い汚れを落としました。
またスロットルのボア内にある純正のシール剤(スロットルコートのようなもの)も綺麗さっぱり落としました。
腐食でボコボコに錆びていたホースニップル部分もパテ等で整形しておきました。
ボコボコのままだと水漏れしそうなので。
ダッシュポットが当たる部分(黒い樹脂部分)はパックリと割れていたので、接着剤で割れ部分をくっつけったあと半田コテで溶着しておきました。
次にスロットル内部のバタフライ外周にスロットルコートを塗ろうと思います。
KUREのクリーナーでボア内を洗浄しました。
スロットルコートですが、しっかりと缶を振って混ぜたのちに板の上に適量を出し、別途細い筆を使い塗りました。
WAXが効いていない状態(バタフライが完全に全閉の状態)にし、バタフライの円周上に塗りました。
本来は1つ穴のプライマリー側だけの塗布でもいいのかもしれませんが、セカンダリー側の2つ穴の方にも塗りました。
プライマリー側。
セカンダリー側の2箇所
プライマリー側はダブルスロットルではないので反対面からも塗っておきました。
そして手でバタフライを開いた状態にして、バタフライの端面(ボアと接触する部分)にも塗りました。
ダッシュポットも新品を使うことにしました。
上側(プライマリー側)のダッシュポットはインタークーラーを外せばいつでも交換できるので以前新品にしていたのですが、下側(セカンダリー側)のダブルスロットル用に使われているダッシュポットはスロットルを外さないと交換できなかったのでこの度新品に交換です。
スロットル全閉でギリギリダッシュポットの先っぽが黒い樹脂に接触しないぐらいの位置で固定しました。
上側のダッシュポットはスロットルセンサーの抵抗値を見ながら位置を仮決めして固定。
最後にWAKOSのラスペネをあちこちの可動部へ吹いておきました。
これでとりあえずクリニーニング&調整は済みました。
スロットルのメンテナンス2017
〜 その2 サーモワックスの新品交換 〜 へ続く