スロットルのメンテナンス2017 その6
〜 スロットル(磨)を再整備&スロットルコート塗布 〜
2つのスロットルのうち、スロットル(磨)を再整備して使うことにしました。(2017年10月)
前回のレポに書いたように、使うのはスロットル(磨)の方に決定。
まずは暖機が完了した状態にするためWAXカムが外れた状態にしました。
これでプライマリー側のバタフライが閉じた状態になります。
スロットルコートをバタフライの周りにぐるっと塗りました。プライマリーとセカンダリーの計3ヶ所とも塗りました。
塗ったあとにバタフライを開閉させバタフライの側面にも行きわたるようにしました。
プライマリーバタフライの反対側からライトを当ててスキマがないかチェック。写真のように光が見える部分にスキマがあります。
塗布状態はこんな感じ。
プライマリー側だけ反対側からもスロットルコートを塗って24時間放置。。
また裏からライトを照らしてチェック。 やっぱスキマがあります。
まあでもこのスキマは当たり前かもしれません。TAS(スロットルアジャストスクリュー)をバタフライがもっと閉じる方向へ調整すれば完全全閉しましたし。
プライマリー側のバタフライで写真の小さい穴が隠れてしまわないようにTASを調整していますが、もう少し閉じる方向に調整した方がいいのか???
TASの初期位置をどこまで詰めていいのか分かりません。(WAXカムから落ちた状態の話です)
と言うことで、またまたスロットルコート塗布。スロットルコートは成分が沈殿するので鬼のように缶を振ってから使っています。
またスロットルコート付属の刷毛は大きすぎるので、板の上にボタボタとうつして、それを先のとがった細い筆につけて塗っています。
今度はバタフライを開いてバタフライの端面に直接塗っています。 またバタフライが戻る位置のボア内面にも少し塗りました。
こんな感じ。
念のためにプライマリー側は反対側からももう一度塗りました。
スロットルコートがダマになったような場所は丁寧に取り除いたりしました。
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スロットルコート塗布の作業が終わったのでスロットルセンサーとワックスを組みかえます。
スロットル(リミ)に「新品のWAX」と「新しい方のスロットルセンサー(ほぼ新品)」を組み付けていたので、スロットル(磨)へ移植しました。
スロットルセンサーの仮調整。(全閉の抵抗値)
ナローレンジとフルレンジの全閉状態の抵抗値が範囲内に入るようにスロットルセンサーの位置調整をしました。
WAXのカムが落ちた状態で調整しています。
・フルレンジ 0.74kΩ(基準0.6〜0.9kΩ)
・ナローレンジ 0.99kΩ(基準0.8〜1.2kΩ)
次はWAXの冷間時のカムの位置の調整。カムにあるスリット2本のうち向かって右側のラインに近いところに丸ポッチが来るぐらい。
ネジの調整具合は写真右のような感じ。(ネジはWAXの初期の突出量が新品だと長いのでネジはかなり緩める方向でした。)
WAXのカムが効いた状態でTAS(スロットルアジャストスクリュー)がほんの少し浮いた状態です。
ダッシュポットも新しいのをこちらに着けました。
これで自分でできそうなことはやりました。
車両に組み付けてみて どうか? です。
スロットルのメンテナンス2017
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