スロットルのメンテナンス2017 その7
〜 スロットル(磨)の再々取り付けと始動チェック 〜
前回のレポでスロットルコートの塗布と各部調整を済ませました。
そのスロットル(磨)の取り付けとエンジン始動チェックです(2017年10月)
バキュームホース類を外したくないので、サージタンクは付けたままスロットルを外しています。
ガスケットはそのまま使用。
そして整備したスロットル(磨)を取り付けました。ナットが汚かったので新品にしました。
サージタンク固定用のセンターの長いボルトも新品に。
ここのサージ固定用ナットも新品に。 アクセルワイヤーを元に戻します。(写真右)
各部締め忘れはないかチェック
今回の一連の作業で たぶんもうスロットルは外さないだろうと思う(そう願いたい)ので、ここのOリングも新品にしました。
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始動チェックは3回目。
電装品の電源はすべてOFFの状態でエンジン始動!今度こそ! もうやりたくない(笑)
ハンチングせず安定しています。
チョーク機能が働いた時の回転数が1600rpmと少し高いです。(あとで1400rpmぐらいにWAXの調整をしておきました)。
暖機が進むにつれ徐々にアイドル回転数が下がっていきます。
しばらく暖機運転をみまもり、水温も80度を超えサーモが開き、後付け水温計も温度が上がりました。
WAXがリフトしてカムもちゃんと外れていることを確認。
そしてBACVのカプラを外してアイドリング回転数を調整。
720rpmぐらいの回転数にセット。
そしてBACVのカプラを元通りにつないでもう少し暖機を続けました。
それからいよいよアイドルアップ制御の学習です。
それぞれの条件で5〜10分放置し学習?させる。
・スモールON→ アイドルアップせず
・フォグランプ→ 私のFCはフォグを外しているので関係無し
・ライトON→ シーン・・・。アイドルアップせず(汗)
・ライトを(スモールも)消してエアコンON →900rpmぐらいまで上がり850rpmぐらいで安定。
・エアコンONの状態でライトON→ 800rpmぐらいまで落ちてから850rpmぐらいで安定。
あとはブレーキペダルを連打したりパワステをブニブニと左右に振ったりして負荷をかけた学習?もしておきました。
以前よりはエアコンON時のアイドルアップがきちんと機能するようになった気がします。
しかしこの作業時は涼しい時期ですし、ただ単に停車状態で確認しているにすぎません。
実走行中に信号で停車するときや炎天下の渋滞などでどこまで安定するかどうか。
運転訓練などの過負荷走行時の後の熱い状態でエアコンを入れてみてどうか。
今まではよくストールしていました。
エンジンを停止してスロットルセンサーの抵抗値を確認。
テスタの抵抗値測定では正常な範囲で問題はなさそうです。
このあとチェックランプで緑色の点灯が調整範囲の真ん中にくるようにスロットルセンサーの調整ネジを回しておきました。
とりあえずOKということで上側のダッシュポットを取り付けておきました。
調整作業中はWAXの状態が見やすいため外していました。
インタークーラーも元に戻して作業完了です。
結局最初に整備した「スロットル(リミ)」は、手間をかけた割りには使わなかったので残念です。
そしてスロットル(磨)も2回交換作業をしたりしましたし。
なんか遠回りな作業をしてしまった感じですが、スロットル関係の構造等の復習にはなりました。
あとは実走行してみてどうか?です。
スロットルのメンテナンス2017
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