ワイドトレッドスペーサーの悲劇 


うちのチェイ号ですが、ワイドトレッドスペーサーを取り付けてます。(F20mm、R15mm)


冬にはスタッドレスタイヤを履くのですが、オフセットがぎりぎりツライチ(っていうかチトはみ出し気味)なので、サスがストロークするとタイヤがフェンダーに干渉します。。
今まではこんなことなかったんですが、今シーズンの冬からです。
おそらく足回り(車高調)を交換して、以前より足が動くようになったためと思われます(今までのバネはすごく固かったので)。
そこでタイヤを少し内側に入れるために、ワイトレ(15mm)→スペーサ(5mm)に交換することにしました。
しかし。15mmのワイトレが外れません(>o<) ということで「ワイトレを破壊して取り外した」という記録です(^^; (2008年1月)


KICKSのワイドトレッドスペーサーですが、15mmのタイプだと、付属の固定ナットが特殊です。
普通は六角形の頭をしたナットで付属のソケットで外せるものが多いですが、KICKSの15mmのは4箇所に穴が開いたナットです。
そしてピンが打ち込まれたソケット(アダプター)で、そのナットの穴に合わせて、締め付けたり緩めたりします。

この穴あきタイプのナットはナットの肉厚を確保できて強度的にはよく考えてあると思いますが、締め付けや取り外しの際のトルクをかける場面においてはイマイチです。
今回、十字レンチを使ってナットを緩めようと思っても緩まないところが3箇所発生しました。。
締め付け時にはちゃんとトルクレンチを使ってるので、オーバートルクで締めてた訳ではありません。

鉄パイプを使ってフルパワーをかけても緩みません(^^;
インパクトレンチを使っても緩みません(>_<)


しまいには、アダプターのピンが曲がって使い物にならなくなりました(T▽T) インパクトを使ったせいですね。。


タイヤがフェンダーに干渉しながらでもいいから、このまま見なかったことにしようかとも思いましたが、一生このワイトレを付けておくわけにもいかないので、破壊してでも取り外すことにしました。緩まないナットは3箇所です。

ディスクグラインダーに切断砥石や研削砥石を使って、ナットの周りを削っていきました。


車輌側のハブやハブボルトを削ったらマズイので神経をつかいました(^^; (作業性を良くするためにワイトレのボルトは既に切断してます)
少し削って(掘り込んで)はバイスプライヤなどで回らないか確認する、って感じの作業です。


やっと外れました〜。。1箇所目を外すのに1時間ぐらいかかりました。


あと2箇所を外すのに2時間もかかるのかと思うととても面倒です。こんなことに時間をとられるのも歯がゆくて、少し知恵を絞りました

丸い形状のナットを六角形に削って、普通のソケットが使えるようにすれば、インパクトレンチが使えそうです。
まずは19mmのソケットが使えるように、適当に削っていきます。削りすぎて失敗しても、次に17mmのソケットも使えますし。
そんな感じでたまたまうまく削って、一発で19mmソケット&インパクトレンチで外せました(^o^)

残る最後の1箇所も同様に六角形に削っていきましたが、19mmソケットではブカブカなところまで削ったみたいで、17mmのソケットに合うまで削り、なんとかインパクトで外すことができました(^O^)


こんな感じで無事に(無事に?)ワイドトレッドスペーサーを取り外すことができました。
本日の残骸、ワイトレ2丁!!


穴あきタイプの(ピン仕様のアダプタ式の)ナットを使ったスペーサーは二度と使わないことにします(^^;


2008年3月追記
新たにワイドトレッドスペーサーを買いなおしました。ネット通販で送料込み5,700円の安いのをチョイスしました^^;大丈夫かな。

ナットは普通に六角形状です。
KICKSの特殊ナットに比べると、テーパー部分の当たり面が少なくなりますが、締め付け性や緩め易さを考えたらやっぱこの六角タイプです。


フロントは従来通りのKICKS製の20mm。こっちはもともと六角のナットです。


リヤ側は新しく買った15mmのワイトレ。新品だけあって、めちゃきれいです^^


これでまた綺麗にツライチが戻りました^^


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